浜松女子ランニング【みずきＲＣ浜松】　

日曜日に開催された「名古屋ウィメンズマラソン」

そこで見事サブ４で完走した『きょんたろー』さん渾身のレポートです。

【2018.3.11 名古屋ウイメンズ　完走レポ】


「マラソンなんて何が面白いんだろう？」
「ただ走るだけなんてつまらないし苦しいだけじゃん」
って思っていた。少なくとも約２年前までは。


そんな自分が運動不足解消のために
たまたま見つけた“みずきRC”に参加してちょっとずつ走るようになり
大会なんて出るつもりも全く無かったけれど
どうせやるなら、と周りの方々のお勧めもあってまず５ｋｍにエントリー。


大会も出てみるとそれなりに楽しい、と思えるようになってからは
走ることが楽しく思えるようになっていた。
そして、今シーズンは１０ｋｍ⇒ハーフ　と距離を伸ばして
気がつけばフルマラソンを走ることに。


正確に言うとフルマラソンは初ではなく人生２回目。
１回目は２０数年前、大学時代に友人達とホノルルマラソンを走った。
たいした練習もせず、若さとノリだけで参加した４２．１９５ｋｍは
とてつもなく長く、ただただ辛く、尋常じゃない足の痛みに悶絶、という散々な記憶として残っている。


２回目の今回は、少なくともハーフマラソンを歩かずに走れるくらいにはなっているわけだから
あの時のようにはならないだろう。とは思っていたものの
半年前にエントリーしてから、だんだん大会が近づくにつれソワソワし始め
一週間前くらいからは
「とは言っても完走できるかなあ。ハーフもきついのにその倍か･･･」という不安と
「イケメンにティファニーもらえる♪」というワクワクが入り混じって
ザワザワと落ち着かない日々だった。


そしてレース前日を迎え、名古屋ドームへ受付に。
地方の大会とは全く違う、大イベント感にビックリ。
おまけの竹内涼真トークショーを観覧してテンションＭＡＸ！
「ここに来られただけでなんかもう満足」と高揚感を感じてホテルへ。
緊張で眠れないかも、という心配とは裏腹に、横になったとたんに爆睡。


いよいよ当日。
空は快晴、ちょっとヒンヤリした気温のマラソン日和。
ここまで来たらあとはやるだけ。
タイムはともかく、最後まで歩かずにゴールすることを目標に集合場所に立った。


９時１０分号砲。２２０００人の参加ともなると、自分がスタート地点に着くまでにすでに２０分弱が経過。
たくさんの声援やカメラに向かって手を振り、テンション高く走り出した。
どうやって走ろう、なんて戦略も立てていなかった。
気にしていたのは
残りの距離を気にしないこと。（あと〇〇キロもある～と嫌になる。）
ペースだけマメにチェックして、なるべく一定を保つようにした。


ハーフを過ぎたらきっと辛くなる。問題は３０ｋｍ過ぎだろうな。
そう覚悟しながらひたすら走る。
途切れることの無い沿道の声援を感じながら気持ち良く前半終了。
そろそろ来るか～と思いきや、あれ？思ったより辛くない。足の痛みもまだ来ない。
みずきのラン友さんが貸してくれた本に書いてあった言葉
「初心者は調子がいいとついオーバーペースになって後半必ず失速・・・」を思い出し
うっかり調子に乗ってペースを上げそうになる気持ちを抑える。


走りながらいろんな事が頭をよぎる。
この一年けっこう走ったなあ。真夏も激寒の日も。山道も走ったし。
終わったら何食べようかなあ。帰ったら絶対ビール飲むぞ。
あ、明日あれやらなきゃ（仕事のこと）。娘ちゃんのお土産何にしよう。
そんなことをぐるぐる考えながら後半黙々と走った。


終盤に差し掛かっても、不思議とあまり辛さを感じなかった。
もちろん疲労感はあったが耐えられないほどではない。
時計をチェックして「こりゃ４時間切れるんじゃね？！」と意識してからは
足も軽くなり、一心不乱にゴールを目指した。


フィニッシュのゲートをくぐった時は
無事に走り終えた安堵感、達成感でグッとくるものがあった。
あー、終わった。。。


今回参加して本当に良かったと心から思う。
いろんな支えや協力があってこそ実現できた完走。本当に感謝。
（みずきのみんなとのラン　＋　自主トレ）×応援　＋イケメンティファニー　＝完走
こんな感じかと思う。練習での自力が応援のおかげで何倍にもなった。


家に帰ると、娘が折り紙で作った金メダルをかけてくれた。「おかあやん、がんばったね」と
ひらがなで一生懸命に書いてくれた手紙も。。ありがとう。ティファニーよりキラキラしてるよ（涙）。


フルマラソンを走ったからと言って、何かが大きく変わるわけじゃない。
でも、一つ目標を実現したという嬉しさと自信は、これからまた新しい目標を持ちたいなという前向きなモチベーションに繋がって、何というか、更にハリのある生活が送れるかな、と思う。


来年もまた・・・走りたい！　かな。